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こよみ | 資産防衛のFP
2級FP技能士 / 元・金融実務家


「世間体より実利」がモットーの戦略的・出戻り会社員。金融実務で1,000名以上の相談を受けた経験から、「損しない・疲れない」暮らしの最適解を発信中。




✅ 保有資格・実績

・2級FP技能士 (国家資格)

・ITパスポート

・金融実務経験10年以上



FP2級合格証

※個人情報保護のため氏名・番号は伏せていますが、正規の合格証書です。





趣味はExcelでの完璧なおせち工程表作り🍱

現在のミッション:住居費圧縮で資産形成に全振り中。

【FP監修】お年玉はキャッシュレスで失礼?2026年最新マナーと「教育になる」渡し方

こんにちは、こよみです。

お正月が近づくと、少し悩むのが「お年玉」の準備。

銀行員時代、年末の窓口は「新札への両替」で大混雑するのが風物詩でしたが、最近は少し様子が変わってきました。

「子どももスマホ決済がメイン」

「現金を触らせる衛生面が気になる」

そんな背景から、「お年玉をキャッシュレスで送金してもいいの?」という相談を受けることが増えています。

今回は、FP(ファイナンシャルプランナー)の視点から、「キャッシュレスお年玉を『金融教育』に変えるコツ」も含めて、メリット・注意点を解説します。


目次

お年玉をキャッシュレスで渡すのはアリ?

結論から言うと、**「相手(親)の同意があれば大アリ」**です。

こよみメモ

実は、金融庁も金融経済教育を推進しており、子ども時代からデジタルなお金に触れることは、現代のリテラシー教育として理にかなっています。

実際、以下のようなケースでは現金よりも喜ばれることがあります。

  • 親御さんが「お小遣いを電子マネーで管理させたい」と考えている
  • 子ども自身がすでにキャッシュレス決済に慣れている
  • 遠方に住んでいて、直接会うのが難しい

一方で、「情緒(風情)」の面では賛否両論あるのも事実です。

特に祖父母世代からすると「データのやり取りなんて味気ない」「孫の喜ぶ顔が見えない」と感じるのも無理はありません。

キャッシュレスにする場合は、**「誰にあげるか(関係性)」「どう渡すか(演出)」**のバランスを考えることが大切です。


FPが教える!キャッシュレスお年玉の「3つのメリット」

「便利だから」というだけでなく、FPとしては**「お金の勉強になる」**という点を強く推したいと思います。

① 「見えないお金」を管理する練習になる(金融教育)

これが最大のメリットです。

現金は使うと手元からなくなりますが、キャッシュレスなら**「利用履歴(ログ)」**が残ります。

親子でスマホを見ながら、「何に使ったか」「あといくらあるか」を振り返ることができます。これは、いわば**「自動記帳されるお小遣い帳」**のようなもの。

「見えないお金」をコントロールする予算管理能力を養う、絶好のツールになります。

② 紛失・盗難リスクの低減

お正月の人混みで財布を落としてしまった…という悲劇は意外と多いものです。

現金の場合、落としたら戻ってくる可能性は低いですが、スマホやICカードであれば、**「利用停止」**の手続きをとることで、残高を守ることができます。

親御さんにとっても、この安心感は大きなポイントです。

③ ポイントという「利息」の感覚

現金をタンスにしまっておいても増えませんが、キャッシュレス決済には「ポイント還元」があります。

「工夫して使うと、お金(価値)が増える」という体験は、将来の資産運用(ポイ活含む)の入り口として非常に有効です。


ここだけは注意!「お金の痛み」と「親の同意」

便利な反面、デジタルならではの落とし穴もあります。

① 「Pain of Paying(支払いの痛み)」が薄い

行動経済学では、現金を支払う瞬間の心理的負担を「支払いの痛み(Pain of Paying)」と呼びます。

キャッシュレスはこの「痛み」が極端に少ないため、ゲーム感覚で課金してしまったり、あっという間に使い切ってしまうリスクがあります。

<FPからのアドバイス>

渡すときに、「これは魔法の数字じゃなくて、お父さんが一生懸命働いたお金と同じ価値なんだよ」と、現金を一度見せてからチャージするなどの工夫をすると、お金の重みが伝わりやすくなります。

② 親の同意が必須(アカウント問題)

子どもの年齢によっては、自分のスマホを持っていない場合も多いです。

その場合、親のスマホ(アカウント)に送金することになりますが、家庭によっては「生活費と混ざるから嫌だ」「子ども専用の管理方法が決まっていない」ということも。

サプライズで送るのではなく、事前に**「キャッシュレスで送っても迷惑じゃない?」**と一言確認するのがマナーです。

③ お正月らしさが薄れる

ポチ袋を開ける瞬間の「ワクワク感」は、やはり現金ならではの体験です。

スマホに通知が「ピロン」と来て終わり、では少し寂しいですよね。この「味気なさ」をどう補うかが、キャッシュレスお年玉の成功のカギです。


▶ 2026年版|迷ったらコレ!お年玉の金額相場

キャッシュレスで送る場合も、金額の相場は基本的に現金と同じです。

「いくら送ればいいんだっけ?」と迷った時の参考にしてください。

年齢(学年)金額の相場(目安)備考
未就学児500円 〜 1,000円お菓子やおもちゃが買える程度。
小学校(低学年)1,000円 〜 3,000円お札1〜3枚のイメージ。
小学校(高学年)3,000円 〜 5,000円ゲームソフトなどを考慮する額。
中学生5,000円5,000円で統一する家庭が多いです。
高校生5,000円 〜 10,000円1万円が上限の目安。
大学生10,000円 〜アルバイトをしている場合は渡さないことも。

<FPからのワンポイント>

  • 忌み数に注意: キャッシュレスだと「1円単位」で送れてしまいますが、死(4)や苦(9)を連想させる数字は避け、キリの良い数字にするのがマナーです。
  • 親戚ルールを優先: もし親戚間で「小学生は一律3,000円」などの取り決めがある場合は、そちらを最優先してくださいね。

年齢別・おすすめの渡し方ガイド

子どもの成長段階に合わせて、ベストなツールを選びましょう。

未就学児〜小学校低学年:【現金一択】

この時期は、物理的なコインやお札の重み、手触りを知ることが大切です。

「100円が10個で1000円になる」といった感覚や、お店屋さんごっこでお金の計算を学ぶためにも、ここはあえて**現金(ピン札)**を用意してあげるのがベストです。

小学校高学年〜中学生:【交通系IC or 図書カードNEXT】

行動範囲が広がる時期ですが、まだスマホ決済は心配…という家庭も多いです。

そんな時は、SuicaやPASMO(交通系IC)へのチャージがおすすめ。「移動」や「コンビニでの軽食」に使えます。

また、「本を読んでほしい」という願いを込めて、メールやLINEで送れるデジタル版の図書カードを送るのも素敵ですね。

高校生以上:【QR決済(PayPayなど)】

もうスマホは生活の一部です。PayPayなどの送金機能を使えば、離れて暮らす姪っ子・甥っ子にも一瞬で届きます。

★こよみ流の裏技

ただ渡すのではなく、「使い道をあとでLINEで報告すること」を条件にすると、コミュニケーションも生まれて一石二鳥です。


キャッシュレスでも「お年玉感」を出す演出

味気なさを消すための、ちょっとした工夫をご紹介します。

  • ポチ袋に「目録」を入れるポチ袋の中に「金 壱萬円(PayPayにて送金済)」と書いたメモや、QRコードを印刷した紙を入れます。これなら「ポチ袋をもらって開ける」という儀式も楽しめます。
  • メッセージ機能を活用する多くの送金アプリにはメッセージカード機能があります。「勉強頑張ってね」「大切に使ってね」の一言があるだけで、それは単なるデータ移動ではなく、立派な贈り物になります。

まとめ|キャッシュレスは「次世代の金銭教育」だ

お年玉のキャッシュレス化は、単なる手抜きではありません。

見えないお金とどう付き合うか、そのリテラシーを育てる**「最初の教育機会」**になり得ます。

  • 新札を用意する手間がない(銀行員的にも助かります笑)
  • 履歴が見えて管理しやすい
  • 遠方でもすぐに渡せる

こうしたメリットを活かしつつ、ポチ袋に手紙を添えるなどの「アナログな温かみ」も忘れない。

そんな**「ハイブリッドお年玉」**が、2026年のニュースタンダードになるかもしれませんね。

今年のお正月が、気持ちよくスタートできますように。


※記事の内容についてのご注意

本記事は、FPとしての知見や銀行員時代の経験を基に執筆していますが、すべてのご家庭における正解を保証するものではありません。

キャッシュレスの導入や金額の決定は、各ご家庭の教育方針や相手との関係性を踏まえ、ご自身の責任において判断してくださいね。

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この記事を書いたFP

こよみ | 資産防衛のFPのアバター こよみ | 資産防衛のFP 2級FP技能士 / ブロガー

関東在住のミドル世代。元・金融機関勤務の経験と「2級FP技能士」の知識を活かし、教科書的な理論ではなく、生活防衛のためのリアルなお金の知恵を発信中。モットーは「世間体より実利」。

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